父が思い出した、職員さんの顔
敬老会に参加して
先日、父が入居している施設の敬老会に参加してきました。イベントの間、父は活気づいたり、目を瞑ったりを繰り返していましたが、冒頭で突然大きな声を出したりし、色々と刺激になっていたように思います。
知っている歌が流れると、歌詞を間違えながらも一緒に口ずさんでいました。うまく歌えなくても、その仕草を見てほっとしました。
声を掛けてくださった職員さん
イベントが終わり、フロアへ戻る途中のことです。以前父がいた別のフロアの職員さんが、声を掛けてくださいました。
その瞬間、父は我に返ったような様子で、柔らかい表情で返事をしていました。すべてを覚えているわけではないかもしれませんが、その職員さんのことを思い出して、どこか安心しているように見えました。
父にとって、覚えていることと忘れてしまうことの境目は、はっきりとは分からないままです。それでも、ふとした瞬間に見せてくれる表情から、何かがきちんと残っているのだと感じられる出来事でした。
声を掛けてくださった職員さんには感謝の気持ちでいっぱいです。