父が見たヤマセミ、いつかまた
ヤマセミという鳥
ヤマセミは、カワセミの仲間の中でも一回り大きな野鳥です。名前の通り、街中の池や川ではなく、山あいの渓流に暮らしています。白と黒のまだら模様の羽に、頭の上のふさふさとした冠羽が特徴で、一度見ると忘れられない姿をしています。人里離れた清流を好むため、出会えるかどうかは運次第という、少し気難しいところのある鳥でもあります。
父の記憶の中のヤマセミ
先日、父と話していたときに、ヤマセミの名前が出てきました。父は若い頃に一度、このヤマセミを見たことがあるそうです。ただ不思議なことに、その後カメラを持って野鳥を撮り始めてからは、一度も出会えていないのだと言っていました。何百枚、何千枚と鳥を撮り続けてきた父にとって、姿を見たことはあっても、レンズ越しに収めたことのない鳥。そう考えると、ヤマセミは父の中で少し特別な存在なのかもしれません。
奈良の観察スポット
調べてみると、奈良県内にもヤマセミの観察スポットがあるようです。ダムや渓流沿いで静かに待っていれば、あの独特な姿を見せてくれることがあるのだとか。もし機会があれば、父を連れて行けたらいいなと思っています。
とはいえ、父の今の体調を考えると、簡単なことではないかもしれません。それでも、いつかそんな時間が持てたらという思いを、心のどこかに置いておこうと思います。
※上の写真は写真素材を利用させていただいております。