「後悔しない高齢者施設の選び方 ― 種類・条件・在宅という選択」
高齢者施設にはさまざまな種類があります
いざご家族の施設を探そうとすると、まず「種類の多さ」に戸惑う方が多いのではないでしょうか。特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、有料老人ホーム、グループホームなど、それぞれに特徴があり、費用や入居条件も異なります。終の棲家として長く暮らせる施設もあれば、在宅復帰を目指すためのリハビリ中心の施設もあります。ご本人の状態や、ご家族が何を大切にしたいかによって、合う施設は変わってきます。
特別養護老人ホームには入居条件があります
比較的費用を抑えられることから人気の高い特別養護老人ホームですが、原則として要介護3以上でなければ入居できません。要介護1・2の方の場合、特例的に認められるケースもありますが、基本的には他の施設や在宅サービスを検討する必要があります。「入りたい施設に入れない」という状況は珍しくなく、そのことを知らずに時間だけが過ぎてしまうのはもったいないことです。
施設ではなく、在宅という選択肢も
施設入居がすべての答えではありません。デイサービスや訪問介護、ショートステイなどを組み合わせながら、在宅で暮らし続けるという道もあります。ご本人の希望や、ご家族の介護力、住環境によっては、在宅の方が心穏やかに過ごせることもあります。施設か在宅か、どちらが正しいということではなく、その時々の状況に合った形を選んでいくことが大切だと感じています。
ケアマネージャーさんへの相談が心強い味方になります
こうした選択肢の多さや条件の複雑さを、ご家族だけで判断するのは簡単ではありません。だからこそ、ケアマネージャーさんとよく相談しながら進めていくことをおすすめします。今の要介護度や生活状況を踏まえて、現実的な選択肢を一緒に整理してくれる存在です。一人で抱え込まず、専門職の力を借りながら、少しずつ道筋を見つけていただければと思います。
焦らず、ご家族のペースで答えを見つけていってくださいね。