奈良県二上山周辺の野鳥観察

父の在宅介護と、一羽のカワセミ

  
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父の在宅介護と、一羽のカワセミ

今日は父の様子がおかしいと感じた時の事について書きたいと思います。
父の様子がおかしいと感じたのは、些細なことがきっかけでした。元々車の運転が好きで、トレーラーなども運転していた事があるのですが、何度となく通っていた高速道路で出入口を間違えたり、駐車の位置が微妙にずれていたり。「歳のせいかな」と思いながらも、心のどこかで違和感が消えませんでした。振り返れば、それが認知症の症状の始まりだったのだと思います。
在宅での介護が始まると、それまで気づかなかった父の一面が見えてきました。もともと我が強い性格でしたが、症状が進むにつれてその部分がより強く表に出るようになり、対応に苦慮しました。頭ごなしに否定せず、父のペースに合わせること。それがわかっていても、今までの生活の流れが変わる為、働き方も変えざるを得ませんでした。
そんな私たちを支えてくれたのが、介護のプロの方々でした。居宅支援事業所でケアプランを組んでいただき、リハビリデイやデイサービスを組み合わせながら、在宅生活を続けてきました。また母が骨折して父のお世話が出来なくなった時は、ショートステイも利用させていただきました。ケアマネジャーさんには、制度のことだけでなく、地元の病院や施設の情報なども教えていただき、父にとってどうする事が一番良いのか、一緒に考えていただきました。
それでも、在宅での介護には限界がありました。トイレの問題を中心に、自分と母で対応するには大きな負担となり、また今後の安全面を含め、母と相談した結果、特別養護老人ホームへの入所を決断しました。簡単な決断ではありませんでしたが、今は父にとっても私たちにとっても、必要な選択だったと感じています。

そんな介護の日々の中、父の趣味である野鳥の写真は、ひとつの支えでした。撮影を始めたのは15年ほど前。自分でブログを立ち上げるほど熱心に取り組んでいましたが、利用していたブログのサービスが終了となりました。また同じ頃に車で軽い接触事故を起こし、それをきっかけに運転をやめることになりました。それからは家族が撮影場所まで送るようになりましたが、次第に「行くのが面倒だ」と口にすることが増え、外に出る意欲が少しずつ薄れていく様子を、家族として複雑な思いで見守っていました。
時系列になっていない部分がありますが、父が撮りためた野鳥の写真とともに、在宅介護から施設入所までの記録を少しずつ綴っていきたいと思います。同じような道を歩んでいる方に、何か一つでも参考になれば幸いです。

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