8月、野鳥たちは今何をしている?
真夏の日差しが照りつける8月、公園や河川敷を歩いていても、春先ほど鳥の声が聞こえないと感じたことはないでしょうか。実はこの時期、野鳥たちは子育てシーズンを終え、静かに次の準備を進めているのです。
換羽(かんう)の季節
多くの鳥は繁殖を終えると、羽を生え替わらせる「換羽」の時期に入ります。飛ぶ力が一時的に弱まるため、外敵から身を隠すように茂みの奥でじっとしていることが多くなります。キビタキやオオルリといった夏鳥も、囀りが減り、姿を見つけにくくなるのはこの換羽と関係していると言われています。
巣立った若鳥たちの自立
春に生まれたヤマガラやコゲラのヒナたちは、8月には親から離れ、自力でエサを探す練習をしている頃です。少し不器用な飛び方や、親を探すような鳴き声を見かけたら、それは独り立ちの真っ最中なのかもしれません。
早くも渡りの準備を始める鳥も
猛禽類であるタカの仲間の中に、サシバがいます。秋の渡りといって、8月下旬から10月中旬までの間が最も観察しやすい時期とされています。暑さの盛りにもかかわらず、すでに秋への歩みが始まっているのです。
静かに見える夏の野鳥たちですが、その裏では確かな営みが続いています。早朝や夕方の涼しい時間に少し空を見上げてみると、新しい発見があるかもしれません。
今の時期は野鳥を撮ることが難しかったようで、父は代わりに昆虫を撮ったりしていました。